今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。
あなたは人を動かす立場にあるでしょうか?
店舗の経営者、職場のリーダー的立場、あるいは子育て中の親ということも当てはまると思います。
そういった立場の場合、ただ指示を出したところで思い通りに動いてくれないこともあるかと思います。
ひと昔前の日本では、年上や立場が上の人にはある種の絶対的な力がありました。
家庭では父親の言うことは絶対、会社では社長・上司の言うことは絶対、学校では先生の言うことは絶対、と、大袈裟に言えばこのような風潮が少なからずあったと思います。(良い悪いは別として)
しかし現在、おおよその人が豊かさを手に入れ(最低限の衣食住に不自由しないという意味です)、多種多様な生き方を選択できるようになりました。
その結果、上の人に必ずしも従う必要はない、という潜在的な意識がそれぞれの人の中に芽生えてきたように思えます。
そうすると、人間は楽なほうを選びたがる傾向がありますから、さっさと別の環境へと移りたくなってしまいます。
会社を例にとると、”転職”が普通になっていったことが好例ではないでしょうか。(20年前とかには転職がマイナスイメージだったと思われます)
立場が上の人は、そうそう他へ移られても困りますから、非常に気を遣うことになってきました。いまはそのような時代ではないかと思います。
ここでは会社を例にとりますが、下につく人にはもちろん、上にも気を遣わなければならない中間管理職の立場は、いまの時代では大変に苦しいものになっています。
さて、立場が上の人にとってこれからどのように対応していけばよいかですが、やはり下につく人の話しをよく聞いてあげることが求められると思います。
これはダメ、あれはダメ、こうしなさい、ああしなさい、という一辺倒の指示のようなやり方では人は動かなくなっています。
「なぜそうしたのか」「なぜそう思ったのか」をまず聞いてあげることが大事だと思うのです。
聞いてあげた上で、「その視点は良いね」など良いところは認めてあげる。その後で「このようにしたらもっと良くなる」といったプラスを積むような方法が現代に適しているように思われます。
これはワンクッションはさむ分だけ面倒くさく、まわりくどいように思えます。
また、常に意識して、少しずつでも慣れていく必要もあるでしょう。
まず「聞く」、ということがポイントですね^^
認められれば、人はちゃんとついてきます。
もしつい先に口走ってしまう性格なら最初は難しいかもしれませんが、それでも少しずつ意識を高めることで出来るようになると思います。
癖がつくところまでいけば、後はもう楽になると思います。
もちろんいろんな状況で当てはまらないこともありますので(危険な建設現場では”まず聞く”など悠長なことを言ってられない)、その状況に合わせるべきということはありますが。
今日も良い一日を。
良螢