寒い季節は次のステージへの布石―雪裡梅花只一枝


今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。







さて、3月。

少しずつ暖かくなってきました。






春に向けて、あなたの気持ちも暖かくなってきているでしょうか。

ワクワクすることが増えてきているでしょうか。






一般的に寒い季節というのは、「厳しい」「つらい」「きつい」といった少し暗めのイメージがあります。

でも人間は文明を発達させ、暖を取る方法を確立してきました。

現代ではどんなに寒くても暖房設備が整っているので、寒い季節=暗めのイメージというのはさほど成り立っていないのかもしれません。





同時に、いつでも暖かいことで春の有り難さがわかりづらくなっているかもしれません。

人間は慣れる生き物ですから、ずっと同じ環境にいれば、その環境に慣れてしまいます。





成長したいのにまったく成長の見込めない所にいて、それがずっと続けば成長しないことに慣れてしまうでしょう。

逆に、厳しいところで慣れていれば、次の新しいステージに移ったとき、自分の成長を感じることができることでしょう。













雪裡梅花只一枝


せつりのばいかただいっし






道元禅師の師・如浄(にょじょう)のことばより。──仏が凡夫(ぼんぷ)としての眼を失ったとき(悟りを得たとき)、雪の中に一枝の梅の花が香る。いまはどこも茨(いばら)だらけだが、春風が吹けば梅の花がいっせいに咲き乱れるだろう──というような意味です。冬のきびしさに耐えてこそ、梅は香(かぐわ)しい花を咲かせます。私たちにとっては、苦労を重ねて達成したり実現したり実現したことが「雪裡の梅花」でしょう。そこにはかけがえのない価値があり、確かな真実があるのです。

『禅の言葉』永井政之(永岡書店)










僕はというと、2016年2月はとても厳しい月でした。

投資のほうで、かなり被害をこうむってしまいました。

そのほかでも、あらゆることがマイナスに傾いてしまった感じです。

でもそれは2016年2月に起こったのではなく、半年以上をかけて積もったものが一気に噴出したのだと思っています。





それでもなんとか生きているので有り難さを感じながら、また少しずつ前に進んでいこうと決意を新たにしています。

「この厳しさがあったから今がある」

数年後、数十年後にそう言えるように。









あなたにとって良い春の訪れとなりますように。









今日も良い一日を。
良螢








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