平和はあなたの周りからー和敬清寂


今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。



世界の情勢が不安定さを増しているような気がする昨今。

でも、それは一人ひとりの心の持ちように大きく関係していると思います。

心は幼少の頃に基礎がつくられると言われますから、国家あるいは団体、小さい単位では家族の中での教育というのが大変重要になってきます。

ですから、平和というのは一人ひとりがつくるもの、つまりは僕が、あなたが、つくるものだと思っています。






さて、今日は茶道のこころでもある禅の言葉をご紹介します。









和敬清寂

わけいせいじゃく





和は、なごやかとか、仲よくというだけでは不十分です。各人のそれぞれに異なる個性を和(あ)えあうのです。相互の持ち味を生かしつつ、しかも誰にもない第三の風味が生まれてはじめて人間の和が成立します。私は、「和敬清寂」を、それぞれ独立した項目と考えません。和ー敬ー清ー寂と一貫した思想と受けとります。なぜなら、和が実感できると、自然に他を敬わずにはおれないのです。和して敬すると、誰もの心が清々しくなります。寂は、煩悩の火の静まった状態です。心中にほのかな温(ぬ)く味を貯えているのです。
⚫︎出典
『禅語百選』松原泰道(祥伝社)







もしも平和を願うなら、まずは自分の周りから和敬清寂を実践していくことが始まりではないかと思います。






あなたは嫌な人、苦手な人に対しても和して敬い、清々しく静かな心で接することができますか?







今日も良い一日を。
良螢

[PR]