心落ち着かないときに見上げるものー廓然無聖


今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。







なにかと忙しい師走です。

周囲に引きずられて、心がそわそわして落ち着かないことはないでしょうか。

エレベーターがなかなか来ないとか、タクシーが全然つかまらないとか。

そんな些細ともとれるようなことで落ち着かなくなることがあるかもしれません。





そんなときには、深く息を吐いて(吸って、ではないですよ)、副交感神経に働きかけるのが良いかもしれません。

リラックスさせる働きのある副交感神経は、息を深く吐くことで刺激されます。




そのためにも、自分で「あ、いま心が落ち着いてないな」と気づくことが大事だと思います。



いまは、どうでしょうか?

リラックスできていますか?












廓然無聖


かくねんむしょう



「廓然」とは広々として澄みきったようす。「仏の世界は広々として一点の曇りもなくカラリとしている。そこに聖(せい)も凡(ぼん)もありゃしないよ」というのが達磨大師の言わんとするところでしょう。価値の優劣も好き嫌いもない、迷いも悟りも、聖も凡もないカラリとした世界。煩悩も執着もなくなれば、その原因がなくなるのです。つまらないことで腹を立ててしまったり、小さなことにクヨクヨする自分を見つけたら、カラッと晴れた大空を心の中に取り戻してください。

⚫︎出典
『禅の言葉』永井政之(永岡書店)










カラッとした空はいいですね。

僕が東北を旅したとき、岩手県にある本州最東端の日の出に立ち会ったことがありました。

朝陽はそれはそれは素晴らしいものだったのですが、太陽が昇った後のことも忘れられません。



岩手県の沿岸部はリアス式海岸のため断崖絶壁が連なっています。

その断崖の上では、空と、海と、太陽だけがある光景が広がっていました。

1時間くらいもそこに座っていたような気がします。いま思うとなんとも贅沢な時間でした。








あなたにも忘れ得ぬ大空の光景があるのではないでしょうか。

たまにふっと思い出すのもまた、心を落ち着けるためにはいいものかもしれませんね^^










今日も良い一日を。
良螢





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