今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。
あなたは何か漫画やアニメを見ていますか?
日本の漫画・アニメは、いまや世界に誇る一大文化となりましたね^^
あなたがもし何かの主人公になれるとしたら、どのキャラクターがいいですか?
あるいは主人公ではなく、別のキャラクターがいいでしょうか。
でも、禅で言う「主人公」は、ちょっと意味合いが違うようです。
主人公
しゅじんこう
昔、師彦(しげん)和尚は、毎日自分で自分に、「おーい、主人公、師彦和尚よ!」と呼びかけ、自分で「はい!」と返事をして、「しっかり目を覚まして本来の面目を保っているか?人をだましたりだまされないよう真実のおのれの状態でいるか?」「はいはい!」と自問自答していたそうです。禅でいう主人公とは、「本来の面目」、つまり仏性(ぶっしょう)を具えた本来の自己、真実の自己ということです。周りの目を気にしたり、いやいやながら人をあざむいたり・・・・・。もしそんな自分を感じることがあったら、「おーい」と主人公を呼び出しましょう。
(註)師彦・・中国の浙江(せっこう)省丹丘(たんきゅう)の瑞巌寺(ずいがんじ)に住していた。
●出典
『禅の言葉』永井政之(永岡書店)
禅の世界では、もうすでにあなたは主人公というわけです^^
でもその主人公は、慎ましいのか照れ屋なのか、心の奥に引っ込んでいることが多いのです。
そしてその主人公に、あなた自身が問いかけるのです。
これは二重人格とは少し違います。
次のようなイメージを僕はしているのですが、いかがでしょうか。
心の中に鏡があって、その前に立つと主人公が現れ、鏡の前にいる間だけ、自分自身に問いかけることができる。
あなたはもう、あなたの主人公に会いましたか?
今日も良い一日を。
良螢