当たり前のことに気づけるあなたへ―眼横鼻直


今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。








世の中には、感謝すべきことがたくさんあります。









それに気づくか気づかないか、これによって日々の心の持ちようが全く変わってくると思います。






あなたは朝、どこで目覚めるでしょうか?

屋根のある部屋の、温かい布団の上で目覚める。これは有難いことだと僕は思います。



今日のご飯はおいしかったでしょうか?

おいしく食べれたなら、これって有難いことだと僕は思います。



あなたがお腹をこわして苦しんだとき。

それが治って元気で歩き回れることに気づけたら、これも有難いことだと思えるのではないでしょうか。





人に会うということでさえ、考えようによっては有難いことです。

もしも無人島に置き去りにされたら、誰とも話すことが出来ません。

有り得ないことと笑うかもしれませんが、そんなことをほんの少し想うだけで、嫌だなと思う人に対しても、”話せる”ということが有難いと捉えることが出来ます。






普段、当たり前に思っていることは、当たり前すぎてほとんど気にすることがありません。

でも本当は有難い小さなことだらけで、世の中が成り立っているのだと思います。

















眼横鼻直


がんのうびちょく





道元禅師が宋で悟りを開いて帰国したときも、「空手にして郷に還る(空手還郷・くうしゅげんきょう)、所以に一毫の仏法なし」と述べたように手ぶらだったそうです。「眼横鼻直」は同じときに言ったことばで、単純ですが深い意味があります。眼は横に、鼻は縦に……そんなことはだれでも知っています。しかし、そうした当たり前のことを当たり前として受け止め、あるがままに心に入れること、それが仏法の真髄であることを道元は会得しました。だからもう参考書は必要なく、中国の経典などは何も持ち帰らなかったのです。禅とは、何も特別にむずかしい教えを会得することではなく、私たちが生きるこの場所の、当たり前のことに真理があることに気づくことなのです。

●出典
『禅の言葉』永井政之(永岡書店)


















”有難い”と思うことは、感謝するということです。

感謝すれば気持ちがポジティブになる、というのは、たくさんの著書やコーチ、カウンセラーの方たちが提唱していることです。



それは脳の機能に関係していると思われます。



常に感謝の言葉を言う、あるいは想うことで、脳の中にはそのような種類の言葉が認識され、そのような志向へと脳が意識を向けていきます。

逆に感謝もせず、罵詈雑言や文句などマイナスな言葉ばかりを使うと、脳がそのような志向へと向かい、ますますマイナスなことを探すようになります。


”すりこみ”というものに近いのかもしれませんね。








はじめは小さな有難いことになかなか気づかないかもしれません。

そんなときは、「もしこれがなかったら」、「もしこの人がいなかったら」など、失ってしまうことをイメージしてみると気づきやすくなるかもしれません。








2015年~2016年の冬は暖冬です。

暮らす人にとっては暖かくていいかもしれませんが、雪が降ることで生計を立てている人にとっては厳しいものです。

1月も終わりに向かうにつれ、ようやく冬の寒さが戻ってきたような感じがあります。

雪で生計を立てている方々には、有難い雪になっていることでしょう^^










今日も良い一日を。
良螢










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