今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。
あなたは「これをやりたい」「あれをやってみたい」というものがたくさんあって、逆に動けなくなっていることはありますか?
たとえば、英語を習いたい、何か資格を取りたい、おいしいお店を見つけたい、起業して独立したい、もっと稼げる仕事を見つけたい、などなど・・・。
こういった事項があまりにも多すぎて、どれから手をつけていいかわからない、手をつけてみたものの続かない、ということに陥ってしまうことがあります。
人間、一人につき体はひとつなので、多くのことを同時にこなすというのは基本的には出来ません。
ですから、優先順を決めて、ひとつひとつ選択しながらこなしていくことになります。
ところが頭の中では「あれもやりたい、これもやりたい」というのが渦巻いてしまって、グルグルと駆け巡るだけになり、優先順さえ決められなくなります。
そんなときにどうすればいいか。
自分にとって最も重要なことをひとつ、決めることが有効だと思います。
「全部重要!」というのは気持ちはわかりますが、それだと何も変わらないでしょう。
優先順をつけるということは、何かひとつのものを頂点に据える必要があります。
山に降った雨水が下に流れていくように、何かひとつ決めないことには、順番はつけられないのです。
たとえば「いつか海外に住みたい」ということが自分にとって最も重要なことだと決めることが出来たら、そのためにはどんな優先順が必要か見えてきます。
英語をマスターすることが優先順の上位にくるでしょうし、そのための知識を得られるコミュニティに参加することも優先が高まるでしょう。
起業して独立することが近道だという計画が浮かべば、独立することの優先順が上にくるでしょう。
そうすると、おいしいお店を見つけるということが優先順の上位にはこなくなりますよね。「時間が空いたら」くらいの低い優先順になるでしょう。
自分にとって最も重要な事項を頂点に据えることによって、軸が出来ますからブレることも少なくなります。
一度決めたら変えてはいけないのか、というと、そうでもないと思います。
やってみて「これは違うな」と思えば変更すればいい。
ただ、短いスパンでコロコロ変わってしまうと元の木阿弥になるでしょうから、数年という単位のスパンで考えれるのが良いのではないでしょうか。
松樹千年翠
しょうじゅせんねんのみどり
緑の葉を一年中保ち、変化にとぼしい松の木は、人の目をひくことは少ない存在です。しかし、海のそばや断崖などのきびしい環境でも、しっかり根を張り、長寿の象徴にもされる強い生命力を持っています。表立っては目立たない小さな変化を繰り返しながら風雪に耐え、「千年の翆」を維持しているのです。私たちは、世の中の新しいもの、華やかなもの、面白おかしくどんどん変わっていくものばかりに目を奪われがちです。しかし、変わらぬものの価値を見失ってはいけないし、目立たぬけれど確かな存在があることを忘れてはいけないでしょう。
●出典
『禅の言葉』永井政之(永岡書店)
この禅語の解釈には、僕は少し違和感があります。
世の中の変化は必然のことです。
その変化についていくことも必要ではないかと思うのです。
置いて行かれたら、取り残されてしまいます。
そうした変化に対応していきながらも、自分の中にある軸は容易にブレさせてはいけない、と僕は読みます。
変化は必須ですが、変化に飲み込まれてしまっては身も心もズタズタになるかもしれません。
世の中の変化という風雪を耐え進みながらも、心の中には、断崖に根を張り青々と葉を繁らせる松の木をそびえさせていたい。
そんなイメージを僕は持ちます^^
今日も良い一日を。
良螢
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