まずは生き続けることー水到渠成


今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。







あなたには何か続けていることはあるでしょうか。






趣味でもなんでも、続けるということは難しいことです。

たとえば学生時代からテニスを続けているとします。

社会人になり仕事や家のことに追われることで、すっかり時間を奪われ、テニスをやる時間も気力もない、ということがあるでしょう。

生活の環境や状況によって、本人の意志に関わらずに”続ける”ことを断念してしまうのは悔しいことです。






僕はサッカーを中学からやり始めて、社会人になっても2年ほど続けていました。

月に数回、仕事が終わった後のナイターで練習をし、月に一回試合をしていました。

どうにか続けられたのは、若いということもあったと思います(^^;

あとはサッカーを優先的に考えていたことで、仕事などとの折り合いをつけていました。






現在では、作詩「詩的ぶるぅす」を続けています。

毎日一編考えて書きます。

でも書けない日も当然あります。

書けないと、普通はそこで挫折しますが、僕はある工夫をしました。

書けない日の分は、翌日以降に持ち越すのです。

もし翌日も書けないときは、さらに翌々日に持ち越します。

翌々日は三編書くことになりますが、調子が出れば書けないことはありません。

最高で13編くらいたまったことがあったと思います^^;

それでも現在まで続けてこれたのは、ひとえにこの工夫があったからだと思っています。

詩的ぶるぅすこちら>>







なにかひとつでも続けていることがあると自信にもなります。

また、そのことで何か仕事につながったり社会貢献になることもあります。

さらには、ライフワークとして組み込まれることで、メンタルの安定も得られるのです。

(まったくなにもやることのない日々はなんとつらいことか!)












水到渠成


みずいたればみぞなる




もとは、中国の古詩から、古人が「水到渠成」の四字を禅語に引用したものと思われます。原詩の意味は「学を積めば自然に道が修まり、水が流れ来ると、ひとりでに溝ができる」ということです。また、力量のある師のもとには自然に学徒が集まる、の意味に用いることもあります。黒田孝高は「如水」と号し安土桃山時代の武将で、織田信長、つづいて豊臣秀吉に仕えています。秀吉の日本全国統一事業を助けて政治面でも重要な役割をつとめた大人物です。彼の『水五則』は、現代にも多くの共鳴者があります。
 一、自ら活動して、他を動かしむるは水なり。
 二、つねに、己れの進路を求めてやまざるは水なり。
 三、障害にあいて激しくその勢力を百倍し得るは水なり。
 四、自ら、潔うして、他の汚濁を洗い、清濁あわせ容(い)るる量あるは水なり。
 五、洋々として大海をみたし、発しては雲となり、雨雪と変じ、霧と化す。凝っては玲瓏たる鏡となり、しかも、その性を失わざるは水なり。

●出典
『禅語百選』松原泰道(祥伝社)











利根川などいまは大きな河も、元をたどれば一筋の水の流れだったでしょう。

同じように、有名人や著名人も元をたどれば一人の赤ん坊だったのです。

人にはそれぞれの流れがあり、溝をつくっていきます。

どんな溝が出来るかどうかも大事ですが、そもそも続けないことには溝はつくられません。






生きていること自体がすでに溝をつくっていることだと思います。

そこに、さらにどのような水を流していくか、それの水を流すのは自分なのだと思っています。









今日も良い一日を。
良螢







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