芥川龍之介の「羅生門」が百年残りました



今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。








第154回(平成27年度下半期)芥川賞と直木賞の発表がありました。

芥川龍之介賞に滝口悠生氏の『死んでいない者』、本谷有希子氏の『異類婚姻譚』の2作品。

直木三十五賞に青山文平氏の『つまをめとらば』。






自分の書いた作品が多くの人に読まれるのは、素晴らしいことですね。








ところで、百年残るモノとヒトを追究している僕にとって、芥川龍之介の作品が気になって調べてみました。

すると、あの有名作「羅生門」が2015年で百年を達成していたんですね!



・「羅生門」1915年(大正4年)11月に雑誌『帝国文学』で発表。(Wikipediaより






「羅生門」といえば教科書にも出てくるほどですから、日本人でこの作品名を知らない人はいないのではないでしょうか。

見事に百年残すことに成功した芥川龍之介。

天晴れでございます!






ちなみに他の作品はというと、2016年で百年を迎えるものがいくつかあるようです。

・「鼻」1916年
・「芋粥」 1916年
・「手巾」 1916年



百年残る作品のラッシュですね^^





芥川龍之介はというと、1892年3月1日に生まれました。

だから彼自身の名前もすでに百年残ったことになります。

それにしても、死没が35歳という若さだったことがいたたまれません。

短いながらその生命をぎゅっと凝縮させ、その凝縮熱で作品が生み出されたような気がします。






そういった人間の”熱”というのは、現代でも見習うべきところがあるでしょう。

さらには、そういった”熱”をもった人間を容認する社会の寛容さも見直すべきところに来ているのではないかと個人的には思います。

そういう人ばかりでは国は成り立ちませんが、いなければいないでこれまた成り立たない、まあ、その辺は時代背景もあって難しいところですが。








ちなみにのちなみに、直木五十六はどうなのか気になりました。

彼は1891年2月12日に生まれています。

43歳で死没し、これまた若い死といっていいと思います。

作品はというと、代表作ではまだ百年経っていないようです。

・「合戦」1928年
・「南国太平記」1931年
・「楠木正成」1932年



しかし、すでに賞の名前にもなっていることですし、もはや百年達成するのは間違いないでしょう。








僕はまだ直木五十六の作品を読んだことがありません。

機を見て読んでみたいと思っています。

百年達成したら、かな?^^;










今日も良い一日を。
良螢







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