今日のご機嫌はいかがでしょうか。
今日のご機嫌はいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。
あなたには100%信用できる人が周りにいるでしょうか?
もしいるとしたら、その人のことを何かで疑うなどということは考えられないでしょう。
近くにいるだけでも心強く、何かあっても支えとなってくれます。
信用できる人がいるというのはとても素晴らしいことだと思います。
でもそこにちょっとだけ落とし穴があると思っています。
それは、その信用できる人もひとりの人間だということです。
当然その人自身も悩んだり困難を抱えたりするでしょう。時に誤った判断をしてしまうことがあるかもしれません。
人間は100%なんてあり得ないですよね。
ですから100%信用するということも、あり得ないことと言えるかもしれないのです。
あなたが100%信用していた人が、たまたまその人自身の壁によって困難に直面している時だったら、いつもと違った振る舞いや思考になるかもしれません。
それはもしかしたらあなたにとって予期せぬ悪いイメージとなって跳ね返ってくる恐れがあります。
あの人がそんなことを言うはずがない。
あの人は絶対にそのような行動はとらない。
100%の信用にほんの少しの亀裂が入ったとき、全体に疑問というヒビが入り始めて、最後には崩壊してしまうのです。
「裏切られた」と思ってしまうのは、こういった心理的メカニズムが働いていると思われます。
真っ白いシーツを思い浮かべてみてください。
そこに染みがあるなんて100%あり得ないと思っていたらどうでしょうか?
もし、1点の染みを見つけてしまったとき、100%あり得ないと思っていたあなたは次にどのような思考になるでしょうか?
他の場所にも染みがあるんじゃないか、と疑いの念が入ってくるのではないでしょうか。
そしてつねに気になってしまい、隅々をチェックしないと気が済まなくなるかもしれません。
「100%」というのは、なにかのきっかけがあると、いとも簡単にひっくり返り、0%になってしまう恐さを内包していると僕は思うのです。
100%の人間はいない、これが全て語っていると思います。
ですからあなたには、100%信用している人がもしいるならば、9割の信用に少しだけシフトすることを推奨します。
残りの1割をどのように位置づけるかというと、いわば保険のようなものにするのです。
9割信用し、あとの1割は、何かあったときにその人を赦(ゆる)すために取っておくのです。
そうすれば、真っ白いシーツに染みを見つけても、「染みくらいは付いちゃうよね。それに、もしかしたら他にもあるかもしれないな。」といった余裕が生まれます。
1割の空白が、赦せる余裕を生むのです。
赦す気持ちは、人間関係を長く保つ秘訣です。
裏切られた、なんて思うことがこれまであったとしても、これからはなくなってゆくでしょう。
この考え方が良いなと思って頂けたら、ぜひ取り入れてみてくださいね^^
今日も良い一日を。
良螢