真実を素直に受け留めることは出来ますか?―柳緑花紅


今日の気分の調子はいかがでしょうか?
詩的メンタルバランサー、良螢です。






唐突に質問形で入ります。



もし、不人気な政治家が社会貢献活動で多摩川の清掃をしていたら、あなたはどう思うでしょうか?見せかけだと思うでしょうか?

もし、あなたの苦手な上司がさらに上の人から叱責を受けているのを見たら、どう思うでしょうか?いい気味だと思うでしょうか?






その政治家は、もしかしたら本当に多摩川が好きで、本心から清掃活動をしているのかもしれません。

その上司は、もしかしたら部下やチームのミスを背負うことで叱責を受けているのかもしれません。




人はいろんな情報に簡単に惑わされてしまいます。

正しい真実があるのならば、その真実を受け留めるこが大事だと思います。











柳緑花紅

やなぎはみどりはなはくれない



柳が新緑の枝を垂らし、花は紅に咲き誇っています。柳は柳、花は花、そこには価値の優劣もありません。ありのままを、ありのままに受け取り、そこに真実を見る。むずかしそうですが、それが「禅」の心なのだと言うこともできます。私たちだって、よけいな価値判断をやめれば、幼児のような純真な心で物事を見ることはできます。「庭の花が咲いたね」と言っては家族で笑い、海に沈む真っ赤な夕日を見てはわけもなくジーンときてしまう・・・・・・そんな素直な気持ちを忘れないことも「柳緑花紅」の境地に通じているのです。


●出典

『禅の言葉』永井政之(永岡書店)








色メガネを外したときに見える真実を真実として認めてあげることは、結果的に自分のメンタルバランスにつながると思います。

ニュースでその政治家が人気取りをしていると報道されても惑わされません。

その苦手な上司から何か指摘されても、今までは出来なかった”素直に受け留める”ということが出来るかもしれません。





もし真実を見つけたら、そのまま受け留めてみませんか。(それが本当の真実かどうかはしっかり確かめる必要はありますが)

そうすればあなたは不震撼に悩まされることも渦巻く情報に惑わされることも少なくなるでしょう。






最後に少し雑談めいた話になりますが、

最近、パソコンやスマホで空を見ている気がしませんか?

見上げればそこに空があるのにね^^







今日も良い一日を。
良螢

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