親しい人に明日も会えると思いますか?ー一期一会


今日のご機嫌はいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。




今日はあなたも知っている禅の言葉を紹介します。

この言葉はかなり多くの人が知っているのではないでしょうか。

江戸幕府の大老、井伊直弼が茶道の心得を記した『茶湯一会集』によって広まったそうですが、元は千利休の門人の山上宗二(やまのうえそうじ)が残したとされています。







一期一会

いちごいちえ



一生涯のうちにいったい何人の人と出会うことができるのでしょうか。今日ことばを交わした人と、今度はいつ会うことができるのでしょうか。携帯電話が普及して、して、「すぐ連絡がつくから」と待ち合わせので時間も守らない人が増えているようです。たとえたびたび顔を合わせる相手であっても、今日の茶会、今日のデート、今日の会食は、二度と同じ時間を持つことはできない、人生で一度きりの大切な時間なのです。

⚫︎出典
『禅の言葉』永井政之(永岡書店)







とても親しみのある言葉ではありますが、僕は少し勘違いしていました。

この言葉は、初めて会った人に対して使うものではない、ということです。

いつも会う人、親しい人に対しても初めて会った人と同じように大切に時間を過ごしなさい、と説いています。




いま、あなたの隣りには誰がいるでしょうか。

親しい友人?息の合う同僚?気が通じ合う恋人?

そういった人でさえ、明日会えるかどうかなんて保証は何ひとつないのです。

最近ではテロのようなものが増えていますし、天変地異もいつ起こるかわかりません。あるいは事故に巻き込まれることだって有り得ます。





そういったことを考えますと、人と人が会うというのは大袈裟にいえば奇蹟的でさえあると思えてきます。

親しい人はもちろん、少し苦手だな、というような人でも何か大事なメッセージを含んでいるかのようです。








僕は一期一会の意味を上のような解釈までは意識できていませんでした。

今回、このような記事を書くことで新たな発見をさせて頂きました。

ありがとうございます^^








今日も良い一日を。
良螢

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