今日の心のバランスはいかがでしょうか?
詩的メンタルバランサー、良螢です。
イライラするとき、感情が乱されるとき、”自分の枠”が邪魔をしているかもしれない。
という記事を以前書きました。>>以前の記事はここをクリック
その記事では、相手から何か言われたときのことを主に書きました。
今日は、自分が相手に対して求める際の”自分の枠”のことを書こうと思います。
・相談に乗ってアドバイスしてあげているのに全然わかってくれない。
・絶対こうした方がいいと教えてあげているのに拒否反応もしくは無反応される。
……etc
自分の思うように相手を動かしたい、という潜在的な思いが、”自分の枠”です。
なぜ相手が自分の思うように動いてくれないか。
たとえば野生の動物に対して、檻(おり)を持って近づいていけば当然逃げようとします。
本能的に当然のことですよね。あなたも檻を持った人間が近づいてきたら逃げようとするでしょう?
では、たとえば洗脳のような強引な手法で一時的に相手を思い通りに変えれたとします。
でも結局それは、相手を”自分の枠”に押し込めただけなのです。
麻酔銃を撃って無理やり檻に入れてしまうようなものですね。
自分は満足かもしれませんが、相手はもしかしたら息苦しくて、早くこの”枠”(檻)から出たいと思うようになり、いずれあなたから去っていくかもしれません。
自分と相手はまったく別の人間です。
相手の考え・意思・性格・心などを変えるということは容易ではないのです。
もし本当に相手を変えたいと思ったら、自分の人生をかけるぐらいじゃないと難しいと思っています。
僕自身、ずいぶん”自分の枠”を相手に押しつけてきました。(強くは押せないタイプなので、ささやかにですが・笑)
でも結局はわかってもらえないことが多いですし、自分もわかってもらえなくて苦しいのです。
だから「相手を変えることはできない・容易ではない」と、はじめから思うようにしました。
するとずいぶん気持ちに余裕ができて、そのうち”相手の枠”を意識できるようになりました。
・こんな考えを持っているんだな。ではあの方法を提案してあげよう。
・こういう性格に合った方法は何かないかな。
要するにまずは相手のことをよく”聴く”というところから始まるように思います。
”話す”から始まる → ”自分の枠”を押し出す
”聴く”から始まる → ”相手の枠”を見出す
”自分の枠”は檻で例えましたが、”相手の枠”の場合は「テリトリー」だと思えばいかがでしょうか?
相手のテリトリーがもしも煩雑で荒れていたら、そもそもこちらの言うことなど耳に入らないということもあるでしょう。
よく”聴いて”、相手をよく知る、というのが重要かと思います。
えっ?要するに、よく”聴け”ということ?
→はい、そうです。
なんだ、それならそうと、早く言えばいいじゃん。
→最初から「よく聴きましょう」と言ったら、僕の”自分の枠”を押しつけることになるでしょう?
でも僕はまだまだ出来てないことが多いです。もっともっと”相手の枠”を考えてあげられるようになりたいのです。
あなたは僕のこの提案を”聴いて”いただけたでしょうか?
今日も良い一日を。
良螢