コミュニケーション力が高いゆえの落とし穴


今日のご機嫌はいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。




男の目線から見て、女性の能力がうらやましいと思うときがあります。

特に”人とのコミュニケーション”能力はすごいなあと思うのです。



朝会、女子会、なにかの集まり、とにかく複数人での行動というのはコミュニケーション力がなくては成り立ちません。

企画・声がけ・同意・日程調整・セッティングといった手続きのほか、何気ない声や仕草や表情からいろんなことを察した心遣いができます。そして可能な限り楽しい時間にしようと、言葉を交わさずともお互いに意思疎通ができてしまったりします。

本人たちはこれらのことを意識せずに行っていることが多いと思います。

もちろんすべての女性に当てはまるというわけではないと思いますが、一般的には脳の構造的に言って男性に比べると圧倒的に優れている能力です。



もしこの能力に気付いていない女性たちが自覚してさらに能力に磨きをかけたら、ますます多くの女性たちが活躍する世の中になるでしょう。

(ただし、男性の仕事と棲み分けをする必要はあると思います。男性の仕事は残しておいてあげてください^^。といっても会社組織は男性向けの仕組みなので大丈夫とは思いますが)




ここで問題になるだろうなあと思うところを挙げておきます。


コミュニケーション力が高いばかりに、逆の作用が懸念されることです。

よく言われる、”断れない”というものですね。



「誘ってもらったのだから断るのは悪いな」

「いつもお世話になっているから絶対引き受けなきゃ」



といった、「NO」と言えない状況が出てくるかもしれないのです。

これは自分がそのようにしたいという前向きな「YES」ではなく、「NOとは言えないYES」というのが問題です。

「嫌われたらどうしよう」「関係が悪くなるのが怖い」という後ろ向きな思いから発動された「YES」なのです。



でもそんな後ろ向きな「YES」のまま人と会ったら、自分は気分が乗らないですし、相手にもそれが伝わってしまえば尚更いい時間とは言えないでしょう。

コミュニケーション力が高いゆえの落とし穴はこういうところにあります。

なので、できる限り自分の前向きな「YES」で人と付き合っていければいいと思います^^



どうしても「NO」といえない人もいらっしゃるかと思います。

ずっと意識せずにきたのですから、やむを得ないこともあるかと思います。

ですので、まずは「NO」と言えない自分を自覚することから始まると思います。自覚できるようになったら少しずつチャレンジしていくのが良いでしょう。

こういったことは今日明日で急に変われることはありません。

10年先くらいを見越して、気づいたときに少しずつ少しずつ自分を変えていくのがいいと思います。






曲がった木をまっすぐにしようと急に力を入れれば折れてしまいます。少しずつ少しずつ長い時間をかけて良いクセをつけていきます。そうやって曲がった木をまっすぐにしていくのと同じイメージですね^^








今日も良い一日を。
良螢

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