ノーベル賞も足元から―看脚下



いかがお過ごしですか?
あなたの詩的メンタルバランサー、良螢です。






2015年のノーベル賞では見事日本からも受賞者が出ましたね。

ノーベル生理学・医学賞に北里大学の大村氏、物理学賞に梶田氏のお二人です。

おめでとうございますっ!






この方々もそうですが、ノーベル賞を受賞する方はどなたも一朝一夕で功績を残したわけではないですよね。

苦悩や葛藤、喜びや哀しみを乗り越え、長い道のりを歩んできた結果だと思います。

今回はそれに少し関連したような禅の言葉かもしれません。










看脚下


きゃっかをみよ



足もとをよく見よ、という平凡な言葉です。ある夜、風のために手にしていた灯火が消えました。灯火が消えたら足もとによく注意するのが何より大切です。暗夜行路も禅も脚下――自己の凝視から一歩を踏み出します。日常の豊かな生活もそこから始まります。たとい、手に持つ明かりは消えても、心の光は消えるときはないのです。自己の中に灯を持つことです。


●出典

『禅語百選』松原泰道(祥伝社)








ノーベル賞を受賞するにも、長い大変な研究の間に結果がなかなか出なかったり遠のいたりすることも多かったのではないかと思います。そんなときに初心に立ち返ることとか、自分の真の研究目的を再確認するといったことが大事ではないでしょうか。自分の足元もしっかり見なさい、いま踏んでいる道が自分の未来に続いているのだから。というふうに僕は捉えます。









さて、すっきりした青空のときには、すっきりした心でいきましょうかね♪







今日も良い一日を。
良螢

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