今日のあなたのメンタルバランスはいかがですか?
詩的人の、良螢です。
秋が深まるこの季節、溜め息も多くなっていないでしょうか?
溜め息について検索してみると、良いものだそうですね^^
深呼吸と同じ効果があるそうで、精神的に負荷がかかったりストレスを感じたりすると、溜め息によって酸素を取り込み気持ちを落ち着かせたり脳を活性化させるようです。
ひと昔前は、溜め息をついたら幸せが逃げるなどと言われたものですが、研究が進めばいろんなことが変わってきますね。
でも、僕にはひとつ疑問があります。
溜め息は良いものだ、だからどんどん溜め息をつこう、という感じで書かれたサイトも中にはありますが、
果たして本当にそうでしょうか?
考えてもみてください。
たくさん溜め息をつくということは、それだけ多くの精神的な負荷がかかっているということになりませんか?常時ストレスを抱えているということになりませんか?
だからこそ、たくさん溜め息をつくのがいいんでしょう?というのは、違うと思います。
結局それは負荷やストレスが循環しているだけで何も解決していないと思います。
たとえば空気を送るホースにつながった風船に小さな穴をあけて、ふっと一瞬空気を抜いたとしても、空気はホースから送られ続けています。
ちょこちょこと溜め息をついたところで、元の負荷やストレスが消えるわけではありません。
さらに、たくさん溜め息をつくことは、脳に「いま負荷やストレスがたくさんあるぞ」と植え付けているようなものだと僕は考えます。
怖いのは、溜め息のクセがつくことで脳が勝手に「負荷だ!ストレスだ!」と認識してしまうことです。
なんでもない、ちょっとした溜め息にも脳が反応してしまい、つねに身体がだるいとかやる気がでないという状態になりかねません。
これは僕の勝手な憶測にすぎませんが、いろんな経験や本からこのようなことを言っています。
また、隣りにいる人がいつもいつも溜め息をついていたらあなたはどう思うでしょうか?
気になって気になって仕方がなくなると思います。
僕がある会社で働いていたときに、隣の男性がいつもいつも溜め息をしていました。それも周囲には間違いなく聞こえるような大きな溜め息でした。
気になっていたのは僕だけだったかもしれませんが、少なくとも僕は仕事に集中できませんでした。
このようなことから、たくさん溜め息をつけばいいというふうには思えないのです。
とはいえ、どうしても溜め息をつきたくなるときがありますよね。または、思わず溜め息をついてしまうことがあります。
そこで提案です。
溜め息をついてしまったときは、このようにしてみてください。
「はぁ・・・」
という、溜め息のあと、そのまま、
「(ぁぁぁ・・・)」あるいは「(ふぅぅぅ・・・)」と、溜め息の延長で息を最後まで吐ききって下さい。
つまり、深呼吸の「息を吐く」ほうを行うのです。
これをやるとだいぶ気持ちが落ち着くはずです。息を吐くというのはリラックス効果があります。
息を吐くとき、頬をふくらませるようにするともっといいと思います。これはスポーツのほうで実証されています(バスケットボールのフリースローやサッカーのPKなどの時に効果があると)。
溜め息は深呼吸と同じ効果があるという話しがありますが、「息を吸う」ことよりも「息を吐く」ほうをしっかりやったほうが良いです。息を吐ききると、自然にたくさん息を吸うことになるので大丈夫です。
そしてもちろん、溜め息をついたという自覚がないと出来ないので、自覚はしっかり意識してくださいね。(>>ストレス回避の3つの提唱)
いかがでしょうか。
これならおそらく周りの人も気にならないと思います。
そして何より、溜め息よりもはるかにリラックス効果を得られると思います。
溜め息はアンニュイな感じで嫌いではない、良螢でした^^
今日も良い一日を。
良螢