小津和紙で紙漉き体験

いかがお過ごしですか?
あなたの詩的ゴコロを引き出す、良螢です。




日本橋にある小津和紙というお店に行ってきました。









画仙色紙を購入するのが目的だったのですが、このお店では紙漉き体験も行っているとのことで、予約なしの飛び込みで体験させて頂きました(体験料500円)。










ご指導くださったのは、紙職人ではなく、小津和紙(関連会社?)の社員の方で3月から体験の担当をなさっているとのこと。気さくでかつ堂に入ったご指導で、僕はすっかり職人さんだと思ってしまいました^^ 埼玉県小川町の細川紙工房で研修を受けたそうです。(細川紙はユネスコ無形文化遺産に登録されています)








そしていざ、紙漉きに挑戦!


ざるのような枠の中に薄く紙の原料を濾(こ)して膜をつくっていきます。








・・・しかし、実際にやってみるとなかなかうまく出来ない・・・。


薄い膜がめくれてしまったり、しわが出来たりします。うーむ・・・。


後でわかったことでは、講師の方の説明のとおりにやれていなかったことが判明。。うまく出来なかったわけです。説明はちゃんと聞きましょう^^;












そしてなんとか時間ギリギリ(むしろオーバーしましたが)でA4サイズの和紙が完成!


いい出来とはとても言えないものですが、オリジナルの和紙をつくることが出来ました。














この体験コーナーでは、ごく簡易的に紙をつくることが出来ますが、本当の工房では職人さんが大変な作業を経て素晴らしい紙を世の中に送り出しています。



説明中で聞いた中で印象に残ったのは、最初のほうの工程の「チリとり」というものです。



主に楮(こうぞ)の木の皮が紙の原料になるのですが、木の皮には不純物が多く含まれています。それを全て人の手で取るというのが「チリとり」です。








機械でできるのかと思いきや、現代でも手作業で行っているという話を聞いて、職人さんによる紙づくりの壮絶な格闘を思わずにはいられませんでした。



いつも素晴らしい紙をつくってくださり、感謝いたします!













日本橋の小津和紙さんは、なんと徳川家綱時代から続く問屋さんだそうです。



最近改築されたのか、建物はとてもきれいで店内も居心地の良い空間になっていました。



3階には小津和紙の歴史資料館のようなものもあり、興味のある人なら半日以上は楽しめるところだと思いました。



日本橋に遊びに行った際は、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?








もちろん、画仙色紙も無事購入して帰りました^^









今日も良い一日を。
良螢

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