自然と人間


いかがお過ごしですか?
あなたの詩的ゴコロを引き出す、良螢です。




2015年9月10日前後の台風17号と18号がもたらした被害は甚大なものになりました。

被害に遭われた方々を思うと、心苦しさを感じないわけにはいきません・・・。







人間はずいぶんと長い間、自然と戦ってきました。

ダムや堤防をつくり、土手をかき上げ、コンクリートでかため、災害を最小限にとどめようと努力してきました。

そのおかげで、安心して生活することが出来ています。







普段は。








ところがひとたび想定外の自然現象が発生すると、築き上げた安心の神話はいとも簡単に崩れ去ってしまいます。

はたして人間は自然に勝つことはできないのでしょうか。











よく言われるのが、人間も自然の一部であるということですね。

そうであれば、人間がつくったものも自然の一部であると考えられます。

川の堤防も自然の一部ということです。



そう考えると、「堤防が決壊」するということは、「人間がつくった自然の一部である堤防が決壊する」と補足することも出来そうです。

「自然の脅威」は「人間のつくった自然の脅威」とも言えるのではないか。









変な方向に思考がいきそうなので結論へ向かっていきたいのですが、結局、人間が自然の一部であるならば、戦って勝っても負けても、それは単なる感情的なものに終わってしまうのではないかと思うのです。

たとえば、ボクサーがK.O.して喜んでいたら相手は実は自分で、はっと気づいた時は自分がそのK.O.されて倒れている人間になっていた、というような少し寓話的なことを想像してしまうのです。



※寓話(ぐうわ)とは、比喩によって人間の生活に馴染みの深いできごとを見せ、それによって諭すことを意図した物語。(Wikipediaより)












なんとなくまとまらない内容になってしまいましたが最後に。

勝手な思い込みはせずに「出来る限りよく知り、いろんな想定をしている方がいい」ということを言っておきたいと思います。





「堤防があるから大丈夫だろう」「警報が鳴らないから大丈夫だろう」「みんながいるから大丈夫だろう」・・・このような思い込みほど危険なことはありません。





どこに川があるか、どこに堤防があるか、それが決壊したらどうなるか、近くに高台はあるか、事前に様々なことを知っておき、様々なことを想定しておくことが、予期せぬ事態が発生した際に最適な判断をする助けとなることでしょう。








僕自身、まだまだ知らないことが多いし、まだまだ想定も出来ていません。もっとしっかり準備をしておこうと思います。









あなたは、どうですか?









今日も良い一日を。
良螢

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