微笑むだけで気持ちも身体もリラックスー拈華微笑


今日のメンタルバランスはいかがでしょうか。
詩的人の、良螢です。







以前、ミラーリングについて記事に書きました。








微笑みというのは、自分も他人も警戒心を解き、心を穏やかにする作用があります。




表情筋が脳の感情機能と密接に関わっているからだと、どこかで聞いた記憶があります。

つまり、微笑んでいる表情筋の動きによって、脳が勝手に「あ、いまリラックスしているな」と認識してしまうのです。

すると、それが副交感神経に伝わって、気持ちも身体もリラックスしなさい、という指令が出ます。






世界陸上などの100メートル走で、スロー再生を見ると選手の顔が微笑んでいることがあります。

これは意図的に行っているそうです。

表情筋をリラックスさせることで、身体もリラックスさせているのです。






スポーツの世界でも取り入れられている「微笑み」。

カッと頭に血がのぼったとき、微笑むだけで随分冷静になれるはずです。

特に良くないことが起こったとき、冷静さなくしては適切な判断ができない恐れがあります。

そのときこの「微笑み」があなたの適切な判断を手助けしてくれることでしょう。












拈華微笑


ねんげみしょう




「拈華微笑」とは、一輪の花を拈(つま)み、微笑むこと。「真意は心から心に伝わるものだ」ということを示す禅語です。説法を聴くために詰めかけた会衆(えしゅう)を前に、釈尊は何も言わずに、手にした今波羅華(こんぱらげ)という花を差し出しました。みな何もわからず黙っていました。このとき、ただ一人摩訶迦葉(まかかしょう)だけがにっこり微笑んだのを見て、釈尊は言いました。「法門いっさいをいまいま摩訶迦葉に伝える」この故事から「拈華微笑」の語が生まれ、禅門では「以心伝心」で仏法の真髄を伝えるという意味でつかわれます。なぜ摩訶迦葉だけが微笑んだのか?この場で真に無心であったのは迦葉だけで、釈尊の真心をただ一人心で理解し、それをことばでなく微笑で返したということなのでしょう。

●出典
『禅の言葉』永井政之(永岡書店)










僕が友人とトルコに旅行に行ったとき、「微笑み」の重要性に気づかされました。

僕は英語もカタコトくらいですので、友人の英語に頼りっぱなしでした(笑)

ただトルコ語なので英語も通じないことが多かったのです。

現地の人と話すとき、こちらは外国人ですから、向こうも警戒しているはずです。




そんなとき、折を見て微笑んでみたときがありました。

すると向こうもにっこりと微笑みを返してくれたのです。

そこでお互いの警戒心が一気にほぐれた気がしました。(あくまで”気がしました”ですが)




このトルコでのことがあってから、日本にいてもお店などでなるべく微笑もうと思いました。

実は僕は微笑みが苦手なのですが、少しずつクセをつけて、最近ではようやく自然に微笑むことが出来るようになったかな、と思っています。





もし、どこかでお会いしましたら、僕がちゃんと微笑みができているかご指摘いただけたらと思います^^

あなたにも微笑んでもらえたら、嬉しく思います^^








今日も良い一日を
良螢






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